自己主張が苦手なあなたへ:アサーションを学んで自信をつけよう

こんにちは、みなさん。今日は、自己主張が苦手な方に向けて、アサーションというスキルについてお伝えできればと思っています。

自己主張が苦手というと、「言えない」ことを想像する方が多いと思うのですが、「言いすぎてしまう」「言ってるけど伝わらない」という苦手さもあります。

あなたにとって、自己主張が苦手だなと感じるのはどのような場面でしょうか…?

今日は、自己主張が苦手な要因とその対応(アサーション)について一緒に学んでいきましょう。

自己主張が苦手な要因は?言えない/言い過ぎ/伝わらない…

まず、自己主張が苦手な人には、いくつかの要因が考えられます。一つは、過去の経験によるものです。過去に自己主張をしたことで嫌な思いをしたり、上手くいかなかった経験があると、自己主張をすることに抵抗を感じてしまうかもしれません。また、性格的な要因も考えられます。内向的であったり、人との関わりが苦手な場合、自己主張が苦手なことがあります。

さらに、自分の考えや思いをうまく伝えられず、一方的になってしまう、攻撃的になってしまうという要因も考えられます。自己主張が苦手な人は、自分の考えや思いをうまく伝えられず、相手に伝わらないことが多くあります。その結果、一方的になってしまったり、攻撃的になってしまうことがあります。

さらに、職場環境によっても自己主張がしにくくなっている場合があります。上司や同僚が自己主張をすることを許さない会社や、自己主張をすることが周りから嫌がられる文化を持つ会社などがあります。これらの環境下では、自己主張をすることが難しくなってしまいます。

アサーションとは?

それでは、どうすれば自分の考えや思いを伝えられるようになるのでしょうか。

ということで、ここからはアサーションについて一緒にみていきましょう。

アサーションとは、自分自身をしっかりと表現することができるスキルのことを指します。自己主張が苦手だと、自分の意見をはっきりと伝えることができず、悶々とすることも多いのではないでしょうか。

しかし、このスキルを身につけることで、自分の意見や気持ちをはっきりと伝えることができるようになり、他人とのコミュニケーションがスムーズになります。

アサーションの目的は、相手に自分の意見を伝え、問題を解決することですが、自分の意見をはっきりと伝えることで、自分自身の自信の高まりにもつながっていきます。自信がある人は、適切に自分自身を表現することができ、それに伴いさらに相互理解が進み、コミュニケーションがよりスムーズになる、そのような循環につながっていきます。

アサーションを身につける方法

ここからは、アサーティブなコミュニケーションを身につけるための方法をみていきましょう。

  • 感情や意見を明確にする:まずは、自分が伝えたいことや感じていることを具体的に考えてみましょう。このようにすることで、自分自身が自分の感情や意見をより明確に理解し、他の人と共有することができます。
    なお、感情や意見を明確に表現することは、他者にとって理解しやすく、共感もしやすくなり、結果として、コミュニケーションの改善につながっていきます。
  • 言葉にする練習をする:次に、自分の感情や意見を言葉にする練習をしてみましょう。最初は緊張してうまく言葉にできないこともあるかもしれませんが、繰り返し練習することで、次第に自分自身を表現することができるようになっていきます。
    I(アイ:私)メッセージを使って、自分自身の感情を伝えることも効果的です。例えば、「私はこのプロジェクトについて懸念がある」といった形で、自分自身の感情を主体に述べることで、相手も自分自身の視点を理解しやすくなります。
  • 相手に攻撃的にならない:そして、自分の意見や感情を伝える際には、相手を否定するような表現を使わず、自分の気持ちや意見を伝えることを心がけましょう。
    また、具体例を用いることで、相手に自分自身の意見や感情をより具体的に伝えることができます。例えば、「このプロジェクトには懸念がある」という場合には、具体的な理由や改善案を加えて提示することで、相手にとってより理解がしやすくなります。
  • 実践する:アサーションを学ぶ際には、実践も大切です。会議で自分の意見を言いたい場合は、まず自分の考えをまとめてから、はっきりと伝えるようにしましょう。自分が伝えたいことが明確になっていると、相手にも伝わりやすく、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
    また、上司や同僚からの指示や批判に対しても、アサーションを使って自分の考えや気持ちを伝えることができます。アサーションを練習することで、自分自身のスキルを向上させ、自己主張が苦手な状況でも積極的に意見を述べることができるようになります。

アサーションを実践する時に感じる不安

とはいえ、アサーティブなコミュニケーションを意識して初めて実行する際には、以下のような不安を感じるかもしれません。
一方で、それが何の不安なのかをわからず、漠然としている方もいらっしゃいます。何となく不安を感じる方は以下を参考に、具体的に何に不安を感じるのか整理してみることをお勧めします。

  • 相手からの反発や拒否を受ける不安:自分自身の意見や気持ちをはっきりと伝えることによって、相手から反感を買ってしまうのではないかという不安があります。この不安は、過去の経験に基づくものであることが多いです。しかし、アサーションは相手の意見や気持ちを尊重するものであり、相手から反発されるような表現を使わないようにすることで、この不安を払拭することができます。
  • 自分の表現力に自信がない不安:自分自身の意見や気持ちをはっきりと伝えることができるかどうか、うまく表現することができるかどうかという不安があります。この不安は、自分自身の表現力に自信がない場合によく見られます。しかし、アサーションは練習によって身につけることができるスキルであり、繰り返し練習することで、自分自身を表現することができるようになってきます。
  • 相手を傷つけてしまうかもしれない不安:自分自身の意見や気持ちをはっきりと伝えることによって、相手を傷つけてしまうのではないかという不安があります。この不安は、相手を思いやる気持ちから生じるものであることが多いです。しかし、アサーションは相手の気持ちを尊重するものであり、相手を傷つけるような表現を使わないようにすることで、この不安を払拭することができます。

以上、何か当てはまりそうなものはありましたか…?
これらの不安を低減するための方法としては、以下のものが挙げられます。ぜひ参考になれてください。

  • 練習する:アサーティブな表現力を身につけるためには、練習が必要です。まずは、自分自身が伝えたいことを明確にし、自分の気持ちや意見をはっきりと伝える練習をしましょう。また、自分自身が感じた不安や悩みを伝える練習も有効です。
  • 具体例を挙げる:相手に自分自身の意見や気持ちを伝える際には、具体例を挙げることが大切です。例えば、「あなたが遅刻することで、私は不安になってしまいます」というように、具体的な例を挙げることで、相手に自分自身の気持ちをより具体的に伝えることができます。
  • 相手の意見や気持ちを尊重する:アサーションは、相手の意見や気持ちを尊重するものです。相手を批判するような表現は避け、自分自身の気持ちや意見を伝えることに集中しましょう。
  • 繰り返し練習する:アサーションは、繰り返し練習することで身につけることができます。自分自身の気持ちや意見をはっきりと伝える練習を繰り返し、徐々に自分自身を表現することができるようになっていきます。

以上のように、アサーティブな表現力を身につけるためには、その表現を行う練習などが大切です。アサーティブな表現をすることに不安を感じる場合は、まずは小さなことから始め、徐々にスキルを向上させていきましょう。

まとめ

自分の考えや気持ちをはっきりと表現することは、周りの人からの理解を得ることにつながります。また、アサーティブなコミュニケーションは、自分自身に対する自信をつけることにもつながります。

自己主張が苦手だった人でも、アサーションを学ぶことで、自分自身を表現することができるようになります。
自己主張が苦手な理由を考え、自分自身と向き合い、アサーションのスキルを身につけることは、より自分自身を思いや考えを大切にすることにつながります。

この記事が、みなさまの一助になるとうれしいです。
それでは。

あなたの「ライフコーチ」

自分の人生こんなものなのか…。
何かを変えたいけどどうすればいいのかわからない…。
自分に自信が持てない…。
キャリアチェンジしたいけど、不安…。

社会の仕組みや価値観など、今まで当たり前だと思っていたものが急速に変化しているこの時代、Office J では、あなたの「ライフコーチ」として、よりあなたらしい人生(ライフキャリア)が送れるようサポートをさせて頂きます。