失敗しても成長する:キャリアアップに不可欠なフェイルフォワードとは

失敗しても成長する:キャリアアップに不可欠なフェイルフォワードとは

 新しい年になったこともあり、自身のキャリアについてご相談いただくことも増えたように感じます。
 一方でキャリアについて検討したいはずなのに、いつのまにか現状を維持する理由に縛られてしまい、本当に検討したいはずの自身のキャリアを考えるところまで辿りつけない方も多くいらっしゃいます。

 今日は、そんな方向けに「フェイルフォワード」という考え方をご紹介します。

 「フェイルフォワード」とは、失敗から学ぶことを意味する言葉です。一般的に、失敗は悔いや恥、不安な気持ちとともに認識されがちですが、フェイルフォワードは失敗を「成長のチャンス」と捉える考え方で、この考え方を身に着けることで、自分自身を高め、成長することができるとされています。また、リスクをとってチャレンジすることを恐れないという自信も養うことができるとされています。

フェイルフォワードと失敗の違いとは?

 それでは、フェイルフォワードと失敗とはどのような違いがあるのでしょうか。 失敗とフェイルフォワードは、見た目には似ていますが、根本的な考え方には大きな違いがあります。失敗は結果に焦点を当て、次に進むことができない状態を生み出すことがあります。一方、フェイルフォワードは失敗を成功のためのステップと捉え、学びの機会としています。

 失敗から学んだことを”失敗”として終わらせるのではなく、活用することで、今後の挑戦に向けたスキルアップや知識の蓄積につなげます。また、失敗への心理的な負担を軽減することができるため、自信やモチベーションの維持に役立つとされています。

フェイルフォワードをどう身に着けるか

 ということで、ここまでキャリアアップに向けての成功には、フェイルフォワードという考え方が有効だ、とのお話をしてきましたが、ここからはこの考え方を身に付ける方法について3つのポイントに絞ってお伝えできればと思います。

 まず、自分自身に対する思考のクセを把握しましょう。もし、失敗を恐れ、避けるような思考があるのであれば、キャリアアップのためのスピードや経験の質に差がでるため、なかなか到達することができません。失敗は、新たな知識や経験を得るためのチャンスであり、成功へと繋がる過程の一部です。失敗を恐れず、前向きに受け止めることが大切です。

 次に、失敗から学ぶことの大切さを理解することが重要です。失敗から学んでいくことで、同じような失敗を繰り返さず、より良い結果を生み出すことができます。失敗から学ぶことは、キャリアアップに向けての成長に不可欠です。

 ちょっと思い出してみて欲しいのですが、みなさんは、大小問わず過去失敗したけどうまくリカバリできた経験はありませんか?この前、こうやって望んだ結果にならなかったから、次はこうしよう!と経験を活かすということを、すでにやられてることも多いと思います。失敗を悔いや恥、不安な気持ちに焦点をあて持ち続けるのではなく、成功のためのステップとして捉え、学び活かせる要素がないかに意識を向けるようにしましょう。

 最後に、リスクをとることの意義を理解することも重要です。リスクをとることで、新しいチャンスを生み出すことができます。一方で、新しいこと初めての経験などに不安を感じる方も多いかと思います。一方で、リスクをとることが怖いと感じる場合でも、フェイルフォワードの考え方(失敗を成功のためのステップと捉え、学びの機会とすること)を身に付けることで、リスクをとることに対する恐れを克服することができます。

フェイルフォワードはキャリアアップへの近道

 フェイルフォワードの考え方は、キャリアアップにおいて非常に重要な役割を果たします。この考え方は、失敗を諦めずに前向きに考え、挑戦することを支援するものです。このフェイルフォワードを身に付けることで、自分自身に対する考え方が変わり、リスクをとって挑戦することができるようになります。それは、キャリアアップへの近道となり、より高い目標に向かって前進することを可能にします。さらに、失敗から学ぶことができるため、より質の高い仕事ができるようになるというメリットもあります。

ということで、今回はキャリアアップに役立つ「フェイルフォワード」という考え方をご紹介しました。

みなさまのより良いキャリアアップの一助になれるとうれしいです。
それでは。

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