セクシャリティをオープンにしないと志望動機・ガクチカは書けない?|LGBTの就活

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セクシャリティをオープンにしないと志望動機・ガクチカは書けないのか…?

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大学3年生の方は、徐々に就活に本腰を入れてかないと…と思われている方もいらっしゃるかもしれません。また、そろそろどんな感じで就活をしていこうかと考え始めている2年生の方もいらっしゃるかもしれません。

このような就活において、みなさんの頭を悩ませるのが、志望動機や自己PRの作成です。これまでの経験を棚卸ししながら自己分析をし、エピソードを思い出しながら、そして業界研究や会社・OB訪問等での情報収集を基にエントリーシートや志望動機、自己PR(アピール)、ガクチカをまとめていく…。進め方のイメージは何となくわかるけど、どのようにまとめていけばいいのか…とご相談いただくことがあります。

なかでもガクチカ(学生時代に力をいれたこと)は、選考の過程で聞かれることが多い質問の一つですが、悩まれる方が本当に多いです。大学生活で頑張ったことがない…、取り立てて書けるものがない…と思い込んでしまい、なかなかまとめることが難しいと感じられる方がこれまでの相談者様の中にもいらっしゃいました。

また、LGBT(ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダー)当事者の方の中には、LGBTサークルや各団体の活動に力を入れられてきた一方で、就活時点では、自分のセクシャリティはオープンにしたくない…。ただ、ガクチカにその活動を書くからには自分のセクシャリティも明かさなければならない…、でも明かしたくはない…。という2つの考え・思いの中でどうすればいいのかわからない…そのような悩みを抱えている方が結構いらっしゃいます。

就活時点でオープンにしたくないとの考えや気持ち、入社後の職場の雰囲気やどんな方と一緒に働くことになるかがわからない状況の中で、最初からオープンにすることに不安を抱くことは当然のことだと思います。

そのような状況の中で、当事者全員がLGBTサークルや各団体の活動に力を注ぐわけではないことを忘れないでください。当事者という背景はありながらも、その活動に力を入れたからには何かを実現したいという思いや、行動に移す強い動機付けがあったことが多いのではないでしょうか。

このような動機付けを言語化する時に、必ず自分のセクシャリティをオープンにしなくてはいけないか?というと、そうではないと考えます。また、転職活動を行う方の中でも、「転職の理由がLGBTQを隠して働くことに支障がでたことがきっかけなので、その話をしなければならない」と考え悩まれている方もいらっしゃいます。

セクシャリティをオープンにしないことは、相手を騙すことにつながるのでは…と考える方がいらっしゃいますが、言わないこと=嘘をついているわけではありません。(面接の場で嘘をつくことはもちろんNGです)言う言わない、言うとしてもどこまで言うかのその範囲、また、いつ伝えるのかは、話し手にゆだねられます。

もし、志望動機やガクチカをまとめるにあたって、自身のセクシャリティをオープンにしたくないけど、オープンにしなければいけない、そう考えてしまっている方は、ぜひ今日の記事を参考にされてください。

なお、言う言わない、言うとしてもどこまで言うかのその範囲、また、いつ伝えるのかは”これ”といった正解はありません。個別の状況によります。ただ、どのような対応をすればより良さそうか、一緒に作戦を立てられることはできるかと思います。

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