オンライン相談の事例-大学生の就職活動③|LGBTの就活

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※前回の記事はこちらから
オンライン相談の事例-大学生の就職活動①|LGBTの就活
オンライン相談の事例-大学生の就職活動②|LGBTの就活


自己PR・ガクチカをどうまとめていくか
オンライン相談の事例-大学生の就職活動③|LGBTの就活

うーん、オープンにしないと書けないと…。ちょっと教えて欲しいのですが、Aさんのお知り合いの中で当事者ではあるものの、そのようなサークル活動に参加されてない方はいらっしゃいますか?

あぁ…、いますね。サークル主催のイベントにたまには参加されますが…、運営ってわけではない参加者の方がいらっしゃいます。

イベントだけたまに参加される方もいらっしゃるんですね。

であれば、当事者だからといって、そのような活動を全員されてるってわけではなないですね…。

そうですね。

そんな中、Aさんは若い方や学内で発信に力を入れられて、人と人とのつながりにつなげていかれてる。それはAさんの何がその行動力になっているのでしょうか?

なにが…。当事者性ですかね…。

当事者性…ただ、当事者全員がそのような活動をされているわけではないですよね…?そこにはAさんの当事者として、というのはありつつもAさんだからこその考えや思いがあるのではないでしょうか?

…そうですね。つながりを創りたい。自分も含めてですが、独りを感じてる方に”つながり”をつくることで、それを解消したい、してあげたいという思いかもしれません…。楽しく生きて欲しい。

なるほど、独りだと思われてる方に、つながりをつくることで、より楽しく生きていただきたい、そのような思いですかね…?

そうですね。

すばらしいですね。これまでのAさんのご経験から、Aさんとして、このような活動をされたい!そして実際やってきた。このようなことはAさんが持つ思いの強さであったり、行動力といったところからなのではと感じました。

あと、ちょっと情報提供なんですが…。独りを感じていた時期なんですがその時期って、一般的に自分という人間がどのような人間なのか自分自身で見つけていく時期だったりもします。

アイデンティティと言ったりもするのですが、他の方とのかかわりの中で自分を見つめて、自分は他の何者でもない、これが自分なんだって認識していく時期なんです。

アイデンティティ…。

そうです。Aさんが当事者だからこそ感じられたことももちろんあると思いますが、自分は自分だ、そう感じていく時期、そんな中でAさんが自分と他の方と違うと感じられたのもごく自然なことだとも思います。

そうなんですね、自分を探す時期…。

ちょっと話が変わるのですが、Aさんのサークル、アライ(当事者ではない人が、LGBTなどのマイノリティを理解し支援する人)の方もいらっしゃいますか?

いますね。

その方にちょっと学生時代の話とか聞いてみることってできますか…?

これまで感じられてきた孤独感、ずっとじゃないかもしれませんが、一瞬でもそういった孤独感を感じられた方、中にはいらっしゃるんじゃないかなと…。

なるほど、感じてた孤独感、自分は当事者ってのもあってそう感じてたんだと思ってたんですが、そうじゃないかもしれないってことですかね…。

そうですね、当事者だから感じることもあったかもしれませんが、それだけではなく、他の方も感じる同様の何かもあったんじゃないかなと考えています。

あー、なるほど!

あとですね…当事者ではない方がなぜそのサークルに参加されているのか、これまでお聞きになったことってありますか…?

ないですね…。
単純にフレンドリーなんだなって…。

Aさんの大学にどれくらいの数のサークルがあるのかわからないのですが、そのサークルを選んだ背景やきっかけがあるかなと思っていて、そのような方のお話も自己PRやガクチカをまとめる参考になるんじゃないかなと…。

なるほど。

当事者ではない方がそこに参加しようと思った背景や思い、ひょっとしたらAさんが当事者というだけではなく、共感する部分があるかもしれません。

なんでそんなことを言うかというとですね…、誤解を恐れずに言うと、当事者だからっていうのはきっかけであって、今チカラを入れていることへの動機付け、やろうと思ったその思いは、”Aさんだからこそのもの”があるんじゃないかなと…。

自分がお伝えしたいのは当事者というより、Aさんが自身が何を思って、何を実現したいと思って、どのように行動されてきたか。その中でどのような困難があって、それをどう乗り越えてきたのかをまとめるべきだと考えています。

後は書き方かな…。

その後、Aさんとして何を思って何を実現したいと思ってその活動に力を入れたのかを改めて言語化し、 自己PRとガクチカをどのようにまとめていくのかの方向性のすり合わせ、まとめるポイントをお伝えして面談は終了となった。


当事者だから感じたことももちろんあると思います。ただ、それは当事者だからというより、当事者である「自分」がどのように感じ、どう思い、どうしたいと思ったのか、そこに焦点を当てた方がより良いかと考えます。

セクシャリティをオープンにすることは、入社後でもできます。

自己PR・ガクチカ、そして面接の場で伝えるか伝えないか、伝えるとしてもどこまで伝えるのか。そしてどのタイミングで伝えるのか。これは自分で決めることができますし、自身が納得されたうえでどうするのかを決めるべきだと考えます。

自己PR・ガクチカをどうまとめていいのかわからない、そのような方はぜひご相談ください。

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