オンライン相談の事例-大学生の就職活動②|LGBTの就活

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オンライン相談の事例-大学生の就職活動①|LGBTの就活


自己PR・ガクチカにまとめることに感じる不安
|オンライン相談の事例-大学生の就職活動②|LGBTの就活

そうですね。サークルの友人ができるまで、ずっと一人って感じでした。

別に、普通の友人も居ますし、親も普通の親で何かされたってわけじゃないんですが、どっか自分を出せないというか、言わないことへのうしろめたさというか…。

さみしかったんですかね…。

だから、そういう若い子たちに情報を発信して、交流する場を作ったりといった活動をしています。あとは同じ大学内でもまだ隠してしんどい思いをしてる人がひょっとしたら居るかもしれない…そう思って、大学内でも積極的に発信だったり交流会を実施したり。
今はそのつながりからいろいろな相談を受けたりもしていますね。

そうなんですね、これまで感じられてた”独り”を、ご自身の活動をとおして”つながり”に変えられていってると。

はい、やっぱり、人と人が笑って話しているのを見るのは楽しいですね。やってよかったと思っています。

ただ、この活動、一生懸命やってきたのはよいのですが、自己PRやガクチカにまとめるとなると、なんて書いてよいのか…。

一生懸命やられてきたこと、そこにはご自身の強い思いがあって、実際にやられてこられた…。Aさんとしては、どのようなところに悩まれているのでしょうか…。

これまでやってきた活動は特に隠すつもりはないです、ただ…自分のセクシャリティをオープンにすることに不安があるんです。

不安があると…。

同じサークルの人にはもちろんオープンにしていますし、1回しか会わないような人に伝えることは特に抵抗ないんですが、働くってなると…どんな人がいるかわからないじゃないですか。

どんな人がいるかわからないのに、自分のセクシャリティをオープンにして、もし入れたとしてもどんな見られ方するのかわからないですし…。

せっかく入ったのに、気持ち悪がられたりしたら続けるのは無理ですね。

せっかく入りたい会社や職種についても、気持ち悪がられたりしたら続けられないと…。一旦、自己PRとガクチカは置いておいて、Aさん自身はどのようにされたいんですか?

最初はオープンにはしたくないですね。どう思われるかわからないですし…。

なるほど、オープンにはしたくないと。

そうですね、不安です。

それであれば、自分のセクシャリティを伝えない方向性で自己PRとガクチカをどのようにまとめていくのか、それを考えてみるのはいかがでしょうか…?

伝えなくてもいいんでしょうか…。嘘ついてる感じにならないですか?

伝えないことと嘘をつくことはイコールではないですよ。

またセクシャリティに関することですが、まず、憲法の中に基本的な人権の尊重ってあると思うのですが、すべての国民は、法の下に平等で~っていう文章中に、人権、信条、性別などによって差別されない ってのがあります。

それに伴って、応募者の能力と正しい評価に基づかない不合理な採用選考は人権侵害になるんですよ。

そうなんですね…。

そうなんです。応募者の能力と正しい評価に基づかない不合理な採用選考は人権の侵害になるんです。

そのうえで、今回Aさんはオープンにせずに自己PR・ガクチカをまとめたい。それは尊重されるべきだと私は考えます。

自己PR・ガクチカまとめるにあたって嘘はだめですが、伝えるか伝えないか、伝えるにしてもどこまで伝えるのかは発信する側が決めることができると。

でも自分の場合(自己PRやガクチカをまとめるには)、セクシャリティをオープンにしないと書けなくないですか?


続きます。
オンライン相談の事例-大学生の就職活動③|LGBTの就活

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