どう教えていいのかわからない…。出来るようにするための教え方とは?その①

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教えたけど、伝わってない…。出来るようにするための教え方とは?

年度が変わって1か月、そろそろ新人の方が自分の部署にやってきた方も多いのではないでしょうか?

この時期、指導方法についてご相談いただくことが増えます。

早く慣れて欲しい、活躍して欲しいと思う一方で、
教えたのに出来ないのは何故か…と悩まれる方が増えるのです。

このような方の話をよくよく聞くと、
①やり方のみ教えて、やる意味・意義を伝えられていない。
②やり方は教えるが、やれるようにするフォローができていない。

この2つのパターンが多いなと感じています。

今日は、①やり方のみ教えて、やる意味・意義を伝えられていない。
について書いてみたいと思います。

多くの業務はマニュアルがあったり、ちょっとしたメモにやり方が書いてあったりなど、
その手順が可視化されていることが多いと思います。(全くないものもありますが…)

まず一つ目のチェックポイントですが、
教えてる新人は目の前の事象とそのマニュアルの内容とを紐づけることができますか?

教える役割の方が陥りがちなポイントとして、
「このマニュアルどおりやれば出来るから」と言って、
その意味や意義を伝えられていないことがあげられます。

その結果、新人は目の前の事象がマニュアルの内容とうまくリンクさせられないことにつながるのです。

ビジネスの場面では結論を先に伝え、そのあとに”なぜなら”を伝えることが多いですが、
人を動かすためには、まず”なぜそれをやるのか”を伝えることが大切になります。

ただ、忙しいビジネスの場だと、とりあえず結論だけ伝えて”まずやってみて。”と指示して、
意図せず終わりになってしまう場面もあるでしょう。

なぜその業務(手順)が必要なのか、なぜそれを覚えなければならないのか等Whyを言語化し、
相手が理解できるように伝えることで、その後に続く説明への納得度が大きく変わります。
そして、納得度が変われば行動も変わります。

忙しい時に質問されるのは面倒だと感じることもあると思いますが、
「これはこうするといいよ」と手順だけ教えることを続けても、
受け手側はその意味や意義を理解できていないと、新たな事象は新たな事象として認識する。
もしくは、とりあえず手順通りやってみるがあってるか不安…と感じ、
結果的に手が止まってしまいます。

また、「教えてもまた聞いてくる…」とおっしゃる方の話を聞くと、
その業務の意味や意義の説明をするうちに、自分の過去の経験を語り始める方もいるようです。

「これはこうだよ。ただ、私の時は~」

と言われても、受け手側はどう捉えるのがよいのかの判断がつきません。

こうだよって言ったのに、違うことをやるのはなぜ…?

など、なぜそうなのか、また、その時にそのようにやったのはなぜなのか?
がわからず混乱の渦にのまれていきます。

新人にとって、なぜそれをやるのかを理解しないまま行う
(正確には、その方法で合っている/合っていないは別として、これで良いとの実感が持てない状況での)
業務は不安でしかありません。

これは受け手側の想像力の問題ではなく、教える方の説明不足です。
想像して自分で解決の方向性を見つけるためにも土台が必要です。

加えて、相談いただく中には”教えられた経験がない”とおっしゃる方もいらっしゃいます。

教えられない中で自分はやってきたと自負される方もいますが、
そのやり方が目の前の新人に合うとは限りません。

また、変化が激しいこの世の中で、以前に自分が経験したやり方に縛られる理由をお聞きすると、
ハッとされる方が多いです。

教える目的は、その教えを受けた方が自立的に業務遂行ができるようになることがゴールだと考えます。

「なぜそれをやるのか」意味や意義の説明を最初のうちに丁寧にやることで、
受け手側は納得感を得られ、それを土台として自分なりに応用して考えることにつながると考えます。

今日は、「どう教えていいのかわからない…」、
とご相談いただいた中から、よくあるパターンを書かせていただきました。

次回は「②やり方は教えるが、やれるようにするフォローができていない。」について書きたいと思います。

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