他の人と自分を比べてしまう その②

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自分と人とを比べてしまうような方は、世間や周りからの見え方を価値基準として持っています。

自分と周囲を比較し、ちょっとでも差を感じると、自分はダメ、もしくはイケてると思ってしまい、気持ちの上げ下げが大きくなります。


(前回の記事をお読みでない方は前の記事からお読みください)
他の人と自分を比べてしまう その①


以下のような形で各要素は影響し合います。

1.環境←2.行動←3.能力←4.価値観←5.自己認識


環境は行動に影響されます。

行動は能力に影響されます。

能力は価値観に影響され、

価値観は自己認識に影響されます。


人と自分を比べてしまう方は、その要因が何の要素から来ているかぜひ考えてみて欲しいです。

1.自分は環境(場所、時間、仕組み、他者)の何に影響を受けているのだろうか…。

→環境が変われば(関わり方が変われば)他者からの影響を受けなくなるのだろうか…。


2.自分が今すべきこと(行動)は何か…?

→自分は今すべきこと(行動)が分かれば他者からの影響を受けなくなるのだろうか…?


3.自分はそれをやれる能力を持っているのだろうか…?

→その能力を持っていれば、他者からの影響を受けなくなるのだろうか…?


4.自分はそれをやりたいと思っているのだろうか…?

→自分はそれをやることに価値を感じているのだろうか…??


5.自分は今やろうとしていることをやることが自分らしいと思っているのか?
(※ここは物事へどのような意味づけを自分がするかにも影響されます)



ここまで各要素について自問自答するための質問を並べてみました。


各要素の矢印の向きが分かりづらいので反転します。


自己認識→価値観→能力→行動→環境


こんな感じですね。


というわけで、自己認識が出来ていないと、環境や行動を変えても自分と他の人とを比べることは完全には無くならないでしょう。


自分が何を大事に思っていてどのような価値観かをわからないまま、他者との関わり方を変えたり、何かしらの行動を変えてみても、何かしっくりこないと違和感を感じることが多いです。


って言ってしまうとじゃあどうすれば良いのかと…。


まずやって頂きたいのは「自分が得意なことはなにか」「何に面白さを感じるか」

「自分はどんなことを大切だと思うか」など、自分自身と向き合うことです。

これを続けていくと、「自分がどういう人間なのか」ということが見えてきます。


そして、これらを深堀していくと、「自分はどういう風にありたいのか」が見えてきます。


そうなれば「ありたい姿」が明確になるので、他の人と自分を比べることはグッと少なくなるでしょう。

自分自身のありたい姿が明確になることで、周囲に同調しながら生きるのではなくそこに向かっていくことに意識が向くようになります。


比較対象は他者ではなく、ありたい姿と現状のギャップに目が行くようになるはずです。

つい、他者と自分を比べてしまう方は、ぜひ自分自身を理解することに取り組んでみてもらえればと思います。

この考え方はNLP(神経言語プログラミング)のニューロ・ロジカル・レベルをベースとしています。

ご興味がある方は、もっと調べてみてもよいかもしれません。

beautiful:superfly

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