するなと言われるとしたくなっちゃう話(否定命令とカリギュラ)
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コンビニでトイレを借りると「きれいに使って頂いてありがとうございます」と張り紙がされていました。
以前であれば「汚さないで」とか、●●しないで。というような言い回しだったかと…。
このような「●●しないで」というような表現を「否定命令」といいます。
ちょっとイメージして欲しいのですが、
「飲みすぎるな」
というフレーズを聞いて一番最初に何をイメージしましたか?
まず、「飲んでる自分」や「飲みすぎている状況」をイメージし、それをダメなこととして否定するというステップを踏まなかったでしょうか?
人は、「●●してはいけない」などの否定命令を使われると、一旦それをやった場合をイメージして、それを打ち消す2つのステップを踏むことでそのフレーズを捉えます。
これ見ないでね…とか、これ人に言わないでね…と言われると、見たり言ったりしたくならないですか?
人はこのような否定命令を使われると脳内で混乱して、
まず最初に「●●してはいけない」の”●●”の部分を想像します。
また、人の脳は禁止されると余計にやってみたいという好奇心が湧きます。
(カリギュラ効果と呼ばれています。興味のある方はネットで検索してみてください)
なので、否定命令で指示をした場合、やって欲しくないのに実はそれを促すことにつながってしまうのです。
じゃあ、どうすればいいのか…。
察しの良い方はお分かりかと…表現を肯定的な表現に変えればいいわけです。
「●●を忘れないように」
→覚えておいて
って感じですかね。
他にも自分が良く言う否定命令が無いか、特にマネジメントや人に教える立場、お子さんがいらっしゃる方は振返ってみるとよいのではと思います。
また、この否定命令、自分の思考の中でも無意識的にしてしまってる方もいるのではないでしょうか。
ドラマなどで「自分は出来る!いける!」と奮い立たせるシーンがあったりしますが、このような肯定的な表現はスッと自分に馴染むそうです。
そりゃそうですよね。
「ここで自分が下手こいてはいけない」などと考えると、下手をこいてしまう自分をイメージしてしまい、それ自体がプレッシャーになりますもんね。
自分自身に●●してはいけないと言い聞かせることは、逆にその行為を促すことにつながるので、肯定的な表現や言葉で言い聞かせるようにしてみるとよいかと思います。
ということで、今日は否定命令について書いてみました。
→焼酎はボトル1本までに!
って言われると、(たぶん)素直に聞ける気がします。
なんか、合うような曲が思いつかなかったのと雨降ってるので、雨っぽい曲を。
(否定命令使った曲があったら教えてください)
Rain On Me :Lady Gaga, Ariana Grande
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