誰も取り残さないために。当事者の語りから考える。
こんにちは、ライフコーチ 山本です!
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誰も取り残さない。持続可能性について考える。
オリンピックも佳境を向かえてますね。
また、8月24日からはパラリンピックもはじまります。
今回のオリンピックは「持続可能性に配慮した大会」ともいわれていて、
様々な取り組みがなされていることを知っていますか?
※持続可能性(サステナビリティ)…
①環境 ②社会 ③経済の3つの要素が調和することで、
持続的に社会が発展していくことを意味します。
人権や労働環境に対する配慮なども重要な要素となり、
法令の遵守、報復行為の禁止ほか、環境、人権、労働、経済の各分野に基準が設けられています。
「木材、農産物、畜産物、水産物、紙などを調達するための基準がある」
と言われると、この基準の細かさも想像しやすいんじゃないでしょうか。
オリンピック開催前くらいに。
「原材料の調達先での強制労働が国内のサプライチェーンに組み込まれているんじゃないか?」
と、大きく報道され話題になりましたよね。
調達基準はスポンサー企業だけでなく、そこに紐づく企業まで影響がおよびます。
このように企業は経済的な側面だけでなく、
社会に対する責任が強く求めらることが当たり前になってきています。
このような状況のなか、
人権の観点から特に昨年から今年にかけて、
初めてLGBT研修を行った企業も多いのではないかと思います。
今回の東京オリンピック、LGBTQアスリートの出場が史上最多になりました。
これはリオの2倍以上になるとも言われる一方で、
日本に目を向けてみるとカミングアウトした選手は一人もいません。
当事者は、日本でいうと左利きの方と同等くらいの割合で存在するといわれているなかで、
声をあげられない(あげづらい)状況がある。
これは我々支援する側が感じている課題の一つでもあります。
学校側、企業側で「LGBTQ+のキャリア相談ができる」と謳っていてもあまり利用されていない。
利用者が少ないため事例が蓄積されず、支援の質が向上されないことで信頼が生まれにくく、
さらに利用が減る、という(それだけが理由だとは思いませんが)循環が生じているように私はとらえています。
そんななか、LGBTQ+当事者が本当に求めている支援、当事者自身も気づいていない支援のあり方などを模索し、
必要な人へ適切な支援を届けられる環境を作りたい、
このような思いからNPO(ReBit)内にて勉強会の実施機会をいただきました。
当日は、大学関係者、企業関係者など幅広い領域から30名以上の方にご参加いただきました。
ありがとうございました。
当日は、LGBTQの基本的な知識から、
当事者2名をお呼びしてのそれぞれのライフストーリーをお話いただくなど、
知識と語り(ナラティブ)を中心とした会にさせていただきました。
その語りのなかから就活時と実際働いてから感じたギャップなどをうかがう中で、
「当事者だからといってフレンドリー企業で働きたいとは限らない」
「当事者として接するのではなく個として接することが大事」
など、さまざまな気づきを得られた時間だったのではないかと考えています。
LGBTQというラベルはそのカテゴリをとらえやすくなる一方で、
ステレオタイプのイメージは個を見失いやすくなる。
考えてみると当たり前のことなのですが、
支援者として”改めての気づき”が多い時間になったと感じています。
スピーカーの方々、一緒に事務局対応をやってくださった方々、
本当にありがとうございました。
この持続可能性というワードは、
最近だとSDGs(エス・ディ・ジーズ)というワードと共に耳にする機会も多いと思います。
これは17の目標とそれに紐づく169の具体目標で構成されていますが、
別に国や企業、団体などだけに求められるものではありません。
個々に取り組めるものも多くあります。
日々の一人ひとりの行動は何かしらに影響をあたえ、
何かしらの循環につながっていきます。
マイナスをゼロにするだけではなく、
よいところはより良くにつなげられるよう、
ポジティブなアクションを取ることでより良循環につなげていきたいですね。
蘇生 / Mr.Children
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