何かにひっかかってる自分と向き合う方法①

こんにちは、ライフキャリアパートナー 山本です!
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忙しいと、いつまでに何をしなければいけないとか、何時になったから〇〇をする。とか、社会のルールなどの上で行動することが多く、その時に自分の中で何か感じても、そのままにしておくもしくは我慢して次のアクションにうつっていくことが多いかと…。

結構、このご時世、より自分と向き合うことってなかなか難しいのでは…と感じています。

コロナ渦ということもあり、何かしらの不安を感じられてる方がより増えてきていると、このところの相談をとおして感じています。

ということで、今回は、心理療法で使われるフォーカシングについて書きたいと思います。

このフォーカシング、ジェンドリンって方が体系化した体験過程理論を基にした療法です。

(来談者中心療法のロジャースの共同研究者であって、来談者中心療法の実践の中からフォーカシングを体系化しました。)

マインドフルネス的なイメージを持ってもらえると良いかなと思います。

自分が感じている不安や気になっているところが何から来ているのか…。それがわかるだけでもちょっとは気持ちが楽になのでは…。

ということで、さっそくその方法をご紹介していきますね。

まずはリラックスした状態で、意識を自分の内面に向けていきます。

充分にリラックスしたと感じたら、最近気になってることや、悩んでる場面をイメージします。
ここでのイメージは1つだけに絞らなくてもよいです。

自分の内面に意識を向けながら、自分が気になっていること、悩んでいることを浮かぶだけイメージしていきます。

引き続き、リラックスし意識を自分の内面に向けたまま、イメージしたものの中から、軽めだと思うものを一つ選んでみましょう。

一つ選んだら、その場面を詳しく思い出していきます。

それはどのような状況でしたか?

その状況であなたは何をしていましたか?

その状況でそれをしているあなたは何を思っていましたか?

詳しく思い出している今、あなたはどんな気分になっていますか?

意識を向けている自分の内面にどのような変化を感じますか?

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その場面をより深く見ていくと、自分の体の内側で何かしらの感覚の変化が起きてきます。

喉が詰まるような…

お腹のあたりに何か重いものがあるような

胸のあたりが冷たいものがあるような…

体にどんな感覚の変化が起きていますか…?

※ここで気持ち悪くなったら、このプロセスを中止してください。深呼吸をし、イメージするのを止め、リラックスするようにしてください。


このように、体の内面に何かしらの感覚の変化を感じたら、それをより具体的なイメージにしていきます。

いま感じられているその感覚に…

形はありますか…?

色はありますか…?

形があるとしたら、どれぐらいの大きさですか…?

形から何かしらの音はしていますか…?

冷たいですか?暖かいですか?

重さはどれぐらいですか?

など、今感じている感覚を具体的なイメージに落としていきます。

この具体的なイメージを創る際に、内面から感じた感覚に変化が生じたり、イメージにも変化が生じたりする場合があります。

その場合は、素直にその変化を受け入れて流れに乗っていってください。

いかがでしたでしょうか…。

今、自分が何を感じているのか「その形」が見えてきましたでしょうか?

形が見えたら、「その形」がはいる入れ物をイメージして、「その形」を入れてください。

その形、大きさ、音、重さ、温度など、自身がイメージしたものを入れるにふさわしい入れ物をイメージして、その中にイメージした「その形」をしまってみましょう。

しまえましたか?

それではその入れ物自体をしまうのにピッタリだと思う場所に置いてください。

デスクの中?上?食器棚?とりあえず、今自分が座っている椅子の脇?

など、置いておくのにピッタリなところだと思うところをイメージし、そこに置いてください。

置けたら、置けた自分に「置けたね」と語りかけてみてください。

そうしたらリラックスした状態を意識し、リラックスできてる自分を感じたら徐々に外に意識を向けていってください。

はい、お疲れ様でした。

ということで、今日はここまでにしたいと思います。

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なんとなくスピっぽいな…と思われてる方もいるかと思うので、ここまでの一連をちょっと解説しますね。

まず最初に「気になること」「悩み」をイメージしてもらいましたが、これは、まず自分の中に、どんなひっかかりがあるかの振返りです。

次に、そのひっかかりについて、そのイメージを具体化しながら、客観的に見れるような状態を創ります。(外材化といいます)

気になってることや悩みはどうしてもそれ自体にハマってしまい、どのような要素が気になっているのか、どの要素について悩んでいるのかが見えづらかったりします。

また、人間は、自分の問題に対して、その問題を持っている自分自身を責めてしまったりすることがあります。

問題は、その問題を持っている人が悪いのではなく、その問題自体が悪いと考え、自分から切り離し、それをよく観察することで、問題解決のヒントを得る。

この切り離して観察するための準備が、これまでの一連のプロセスになります。

ということで、長くなったので今日は自分の感覚の外材化のところまでにさせてもらいました。

ここまでで何となく感じてる問題を自分の外に出せた方は、ちょっとは気持ちが楽になっているのではないでしょうか。

明日は、その具体化した自分の気持ちに向き合う方法について書きたいと思います。

今日の東京は朝から天気がいいです。
梅雨明けするのかな。

夏が来る:大黒摩季

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